・改良されて穏やかな性質になった、元闘犬
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアはアメリカ原産の闘犬です。
19世に、イギリスのスタッフォードシャー・ブル・テリアをアメリカに輸入し、マスティフ系の犬やアメリカン・ブルドッグと交配させ、獰猛な性格に造り上げました。1900年にアメリカで闘犬が禁止されると、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの攻撃性を抑える改良が行われましたが、闘犬愛好家の反発を買いました。その結果、闘犬の性質を別犬種として発展させたピット・ブル・テリアと、ペットタイプに改良した、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアが生まれました。闘犬として使用する場合、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアであっても、アメリカン・ピット・ブル・テリアとして取り扱われます。
・飼い主にのみ忠実な、飼い方の難しい犬種
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは改良されたとはいえ、大変独立心旺盛で、飼い方が難しい、攻撃的な性格の大型犬です。
飼い主にのみ忠実で、フレンドリーで愛嬌のあるところも見せます。
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは小さい子どもや年配の方がいる家庭、または犬を飼うのが初めてであったり、大型犬のしつけに慣れていない家庭では絶対に飼ってはいけない犬種です。
・子犬のうちから、徹底したしつけが必要!
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの飼い方で重要なのは、神経質な性格にならないよう、子犬のときから人や犬に慣れさせ、社会性を身につけさせるしつけを必ずすることです。
また、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアのような大型犬をわがままに育ててしまえば、誰も手が付けられなくなってしまうので、コミュニケーションをしっかり取りつつ、一貫性のある、わかりやすいしつけをするようにします。
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは大変力が強いので、子犬のうちから絶対に飼い主を引っ張る癖をつけさせないために、散歩の時はリーダーズ・ウォークのしつけを徹底しましょう。難しい場合は、きちんとしつけるために、調教師やドッグトレーナー、訓練所など専門家に相談してみましょう。
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