・ブリュッセル・グリフォンやプチ・ブラバンソンとは兄弟犬
ベルジアン・グリフォンは、17世紀にネズミなどの害獣駆除のために作出され、
ブリュッセル・グリフォンと同じく、上流貴族の抱き犬として愛されるようになりました。その時代は短吻種がブームだったため、パグやキング・チャールズ・スパニエルなどの血が導入され、現在のような姿になったようです。
ベルジアン・グリフォンは黒い針金状のラフコートで、同じベルギー原産で色違いのブリュッセル・グリフォン、短毛種のプチ・ブラバンソンとは兄弟犬です。
元々、同犬種として扱われていて、1880年代に別犬種として扱われるようになりましたが、現在も、アメリカやイギリスでは3犬種を同一犬種のカラーバリエーションとして扱ったりなど、各国のケネルクラブによって取扱いは様々です。
日本のJKCでは、3犬種はすべて別犬種として公認登録しています。
ベルジアン・グリフォンはブリュッセル・グリフォン同様、繁殖がとても難しとされています。
・子犬のうちから、人や犬に慣れさせる飼い方を
ベルジアン・グリフォンはルーツにヨークシャ・テリアの血も流れており、テリアのような明るさがあり、にぎやかに感じるほど、陽気で活発なところがあります。
しかし、見知らぬ人や犬に対しては警戒心をあらわにし、吠えたてることがあります。このような神経質な側面が、大きく表に出ないようにしつけるためには、子犬のうちから、人や犬に慣れさせる飼い方を心がけ、社会性を身につけさせましょう。
・気難しいところもあるので、個性を尊重したしつけを…
家族に対してはとても従順なベルジアン・グリフォンですが、独立心旺盛で、プライドが高く頑固なところもあります。しつけをする際には、個性を尊重してあげることが大事です。子犬のうちから、飼い主との信頼関係をきちんと作り、基本的なしつけから根気強く取り組みましょう。
・暑さにも、寒さにも弱い
短吻種なため暑さにはとても弱いですが、寒さにも弱いので、暑さ・寒さ対策には注意してあげましょう。
ブラッシングがしやすいように、子犬のうちから体を触ることに慣れさせる飼い方を心がけましょう。
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