・イギリスからメイフラワー号でやってきた犬が祖先
1620年に、イギリスからメイフラワー号でアメリカ大陸に渡った移民たちの中に、2頭の犬がいて、そのうちの1頭がイングリッシュ・コッカー・スパニエルだったといわれています。
その後も移民たちによって、多くのイングリッシュ・コッカー・スパニエルがアメリカに持ち込まれ、中でも、頭部が丸くマズル(鼻先)が短い犬を、愛玩用として改良したのが、アメリカン・コッカー・スパニエルといわれています。
・映画『わんわん物語』のレディは、アメリカン・コッカー・スパニエル!
大変美しい絹糸のように滑らかな毛をもち、映画『わんわん物語』では、ヒロインのレディとして登場し、人気を集めました。
アメリカン・コッカー・スパニエルはアンダーコートの毛量が非常に多く、皮膚が弱いため、ブラッシングが欠かせません。子犬のうちから体を触られることに慣れさせる飼い方を心がけ、ブラッシングを嫌がらないようにしつけましょう。
・陽気で、かなり活発
アメリカン・コッカー・スパニエルは明るく陽気な性格で、賢く、物覚えもよく、初めての人や犬に対してもフレンドリーな犬種です。
飼い方が難しい犬ではないので、初めて犬を飼う人や、年配の方、子どものいる家庭にも向いています。ただし、甘えん坊で、飼い主への依存性が高いため、子犬のうちから人や犬に慣れさせる飼い方をすることが大事で、しっかり社会性を身につけさせましょう。
・元猟犬の飼い方は、しっかり運動が基本!
アメリカン・コッカー・スパニエルは元々猟犬で、スタミナがあるため、毎日しっかり散歩をさせ、あわせて定期的な運動もさせてあげましょう。活発な性格なので、散歩や運動が足りないと、ストレスが溜まってしまい、問題行動をおこしやすくなります。
JKC規定では、オスは体高38.1cm、メスは35.6cm(どちらも±1.25cmまで可)と中型犬のサイズがありますが、小型犬に多い膝蓋骨脱臼を発症しやすいといわれています。子犬の飼い方で特に注意が必要な点は、あまり激しい運動をさせすぎないよう、気をつけることです。
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