・登録犬数日本一からの転落…
日本スピッツのルーツは諸説がありますが、1920年ころに日本に来た、大型の白いスピッツを小さく改良して、現在の真っ白な小型の、日本スピッツになったのではないかといわれています。
昭和20~30年代の高度成長に大流行し、登録された犬の4割を日本スピッツが占めるほどの圧倒的な人気でしたが、乱繁殖によって、よく吠える神経質な日本スピッツが増えて、「キャンキャンよく吠える、うるさい犬」のレッテルが張られてしまい、人気が衰えていきました。
・品種改良で、温和で無駄吠えの少ない犬に
1990年代には1000頭を割り込んでしまった日本スピッツですが、熱心なブリーダーによって、明朗で活発な性格でありながら、無駄吠えがかなりおさえられるように品種改良され、現在にいたります。
現在の日本スピッツは、性格はおとなしいですが、好奇心は旺盛で、人や犬に対しても穏やかに接することができるようになりました。
・愛情と穏やかさで警戒心をほぐす飼い方を
家族には従順な日本スピッツですが、繊細なところがあるので、飼い方によっては、ほかの人や犬に対して警戒心が強くなってしまう場合もあります。
常に愛情を持って、穏やかに接してあげる飼い方を心がければ、飼い主の気持ちが伝わりやすくなり、安心感を与えてあげることができるでしょう。
・飽きっぽいので、子犬のしつけは根気よく!
日本スピッツはJKC規定では体高30~38cmで、個体差はありますが、体重5~11㎏くらいの中型犬サイズになる犬種ですので、子犬のときから、最低限のしつけは必要です。
賢い犬種で、物覚えは悪くないですが、長時間、集中力を維持するの苦手で、すぐに飽きてしまいます。明朗で遊ぶことが大好きな性格なので、子犬が興味を持つ遊びの中に、しつけを取り入れるとよいでしょう。焦らず根気強く取り組んでください。
繊細なので、よいところを褒めて伸ばしてあげる飼い方が効果的です。
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