・ウェールズ生まれのテリア
ウェルシュ・テリアは13世紀ころには、すでにいたとも言われていますが、1760年代にイギリスの北ウェールズで作出された犬種です。
すでに絶滅してしまったブラック・アンド・タン・テリアとオールド・イングリッシュ・テリアの血統といわれています。改良の結果、大型犬のエアデール・テリアを小型化したような容姿になりました。
・パワフルなので、引っぱり癖に注意
ウェルシュ・テリアはキツネやアナグマを巣穴から追い出す猟犬として、古くから活躍していました。性格は陽気で明るく、愛嬌があり、常にエネルギッシュで、好奇心が強く、シニアになってもパワーは衰えません。
JKC規定では体高39cm未満、体重9~9.5㎏とされており、中型のテリアですが、筋肉質で、体の割に力が強いです。子犬のころから、飼い主がリーダーであることをはっきり認識させる飼い方をして、歩くときにはリードを引っ張らないよう、しっかりしつけましょう。
・主従関係を明確にして、激しいテリア気質を制御
ウェルシュ・テリアは、テリア系の犬種ならではの活発さと、用心深く、警戒心が非常に強いところがあります。見知らぬ人や犬に対して、激しい攻撃性を見せることがあるので、飼い方に注意が必要です。一度攻撃のスイッチが入ると、飼い主の制止も耳に入らなくなり、制御が利かなくなることも多いようです。
ノーリードで遊ばせる場合は、周りに他の小動物などがいない安全な場所を選んでください。ウェルシュ・テリアは飼い主に対しては従順な態度を見せるので、子犬のうちから、犬との主従関係をハッキリさせるしつけをしましょう。
・頑固なので、子犬のしつけは根気よく!
ウェルシュ・テリアはテリア気質が強いため、頑固で「イヤなことはイヤ!」と受け入れないところがあります。何事にも柔軟な子犬のうちに、必要最低限のしつけは
するようにしましょう。咬み癖や無駄吠えのしつけ、呼び戻し、制止などができるようになるとよりコントロールしやすくなるでしょう。集中力がきれないうちに、遊びの要素を交えて、楽しみながらしつけると効果的です。
子犬のときから体中を触らせるような飼い方を心がけ、お手入れをしやすくしつけましょう。
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