・スコットランド最古のテリア
ケアーン・テリアはスコットランドのウエストハイランド地方のスカイ島で、岩場や積み石(ケアーン)の中に入り込んで、その隙間に生息しているアナグマやキツネなどの小動物を駆除するための猟犬で、スコットランド最古のテリアといわれています。オズの魔法使いに出てくるドロシーの愛犬トートーは、ケアーン・テリアだそうです。ケアーン・テリアからたびたび生まれる白い被毛のケアーン・テリアと白い被毛の犬種との交配から生まれたのがウエスト・ハイランド・テリアです。
・明るく元気で、とても活発
ケアーン・テリアは明るく陽気で、疲れ知らずなパワーをもった、とても元気で活発な犬種です。好奇心旺盛で、いつも楽しいことはないか探しています。
穴を掘るのが大好きなので、庭に離すと、今なお色濃く残る狩猟本能で、あちこちに穴を掘ってしまうことがあります。
学習能力も高く、賢い犬種なので、しつけは入りやすいのですが、厳しいしつけには、頑固に拒否反応を示すことがあります。楽しいことが大好きで、遊ぶのが大好きな犬種なので、子犬のころから、飼い主と楽しく遊びながら、根気強くしつけを取り入れて行くとよいでしょう。
・テリア気質を抑えるには社会性を培って
ケアーン・テリアはほかのテリア系と同じく、テリア気質が強く、縄張り意識が強く、見知らぬ人や犬に対しては勇猛果敢に立ち向かっていくところがあります。
見知らぬ人や犬に対してもフレンドリーに接するようにさせるためには、
子犬のうちから、人や犬に慣れさせる飼い方を心がけ、社会性を身につけさせることが大事です。また、他の動物を追いかけて行ってしまうこともあるので、子犬のころから呼び戻しのしつけにとりくみましょう。
・甘やかさず、毅然とした飼い方を
ケアーン・テリアは甘えん坊で寂しがり屋なため、留守番が得意ではありません。
子犬のころに甘やかした飼い方をすると、少しの留守番でも、吠え続けるなどの問題行動を起こす場合があるので、子犬時代からあまり飼い主に依存させず、毅然とした態度を取ることも大事です。
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